終わりがくるからいいんだよ

昨晩、ドキドキしながらnamytoneのWEB公開ボタンをポチッと押しました。
先日インスタライブでブランドを立ち上げることをお話ししたときと同じくらいのドキドキ感。スタートしたての頃は、ほんとうに右も左もわからなくて、こうやって自分で「公開」ボタンを押す日がくるなんて想像もしていませんでした。アクセスしてくださったみなさま、本当にありがとうございました。
何かがはじまれば必ず終わりが来る、そして「終わればまたはじまる」ということを一つ覚えました。

フリーランスという働きかたは、何をどうしていくのか、アイデアもすべて自分の中から生み出して、決断しなくてはいけません。もちろん、こうやってブログを書くことも同じで、何も湧いてこなくなったらどうしよう‥といつも不安で、ぷかぷか浮いたり沈んだりしています。
WEB公開前は少し情緒が不安定になっていたのか、信頼できる友人に「いつか終わってしまうこと」が不安でたまらないことを話しました。そしたら友人がこんなことを言ってくれました。
「なんでも終わりがくるからいいんだよ」と。
だから頑張れるし、変えようとできるし、学ぼうとできるんじゃない?と。
そしてもうひとつ。紅葉や黄葉を終えた木は、葉を落とすまえに、葉に含まれる栄養分をできるだけ再利用するため、幹や枝まで運ぶのだとか。秋が深まり色を変え、人を喜ばせ、落葉するときには次の季節のことを考えて栄養素を運ぶ…なんてたくましいのだろうと生きものへの崇拝の意が高まります。もちろん、その言葉をくれた友人にも…!
たしかに、自分のこととなると、近すぎて俯瞰するのを忘れがちです。先が見えなくなったときこそ、歩くのをやめて、一歩引いたところからまわりを見渡せる余裕をもっておきたいと思いました。
終わることを心配してしまうのは、人としての防衛反応でもあるので、そのこと自体を責めるのではなく、紅葉みたいに、次に向けて何を残そうか、自分の栄養になるものに目を向けたいと思います。はじめることは、終わりにむけて、そしてその次に向けて進むことでもあるのですね。