椅子一脚が、選べない。
こんにちは。今回の記事は、編集者&カメラマンの山崎が担当しております。
みなさん、椅子はどんなものを使っていますか?
二拠点生活を始めることになり、家具をいくつか買い足しました。
ダイニングテーブル、仕事机、椅子。
ダイニングテーブルと仕事机は、意外とすんなり決まりました。
なかなか決まらなかったのが、椅子です。

最初は、ダイニングと仕事を兼ねた椅子を探していました。
仕事が捗ること。
ご飯を食べたあとも、リラックスして体を預けられること。
写真に写ったときに素敵なこと。
一生使えて飽きのこないもの。
そんな欲張りな椅子を探し始めました。
ネットで検索したり、椅子を扱っているお店に足を運んだりしながら、探すこと数ヶ月。
ようやく絞れてきたのが、ドムスチェアでした。
北欧らしすぎず、機能的でどこかユニーク。
なにより、長い間作り続けられているデザインだから、きっと飽きがこないだろうと思い、表参道のアルテックに座り心地を確かめに行きました。
憧れの椅子にドキドキしながら座ってみると、
……あれ?
全然、座り心地がよくない。
これは多分、長く座れない椅子だ……。
でも、アルテックの椅子を迎えたい、という思いは消えず、
アアルトのチェア66や69、チェア611にも座ってみたのですが、どれもだめ。
いろいろ座ってみて気がつきました。
身長152cmの私には、北欧の椅子はぜんぶ足がつかず、宙ぶらりんになってしまうのです。
デザインはとっても好きなのに、私に合うアルテックの椅子はなさそう……。悲しい気持ちになりながら、せっかくなので店内のほぼすべての椅子に座らせていただきました。
その中に、「んんっ? これいいかも!」という椅子があったのです。
なんだかパンツを履いているようなフォルム。
かわいいけどモダンすぎて、形だけでは絶対に選ばない椅子。


でも、座り心地がびっくりするほどよくて、これで仕事をしたい!とビビッと。
座面がくるくると回り、背もたれも、ぎゅっと身体を包むようにカーブして体を受け止めてくれます。
もう悩み疲れていたのもあったのか、自分でも驚くほど即決で、お迎えすることにしました。
結局、ずっと憧れていた名作椅子は買いませんでした。
Yチェアでもなく、CH23でもなく、家に来たのはパンツくん。
でも、たくさん座ってみたからわかりました。あまり使わない名作椅子を眺めるより、自分の身体に合う、自分の暮らしに合う椅子をたくさん使ったほうがいいなって。
ということで、仕事用の椅子はなんとか決まったのですが、結局パンツくんをダイニングまで移動させるのがすごく面倒になって、ダイニング用の椅子を探すことになりました。

そしてまた、椅子一脚が選べない日々が始まったのでした。
……to be continued


