なんか、いい

50歳すぎたら、メイクはトリックアート

namytone


20〜30代の頃って、メイクは色を足すものでしたよね。
新色のリップやアイシャドウを使ってみて、顔がパッと垢抜けたり、
イメージがガラリと変わるのが嬉しくて、
お給料が入るとデパートのメイク売り場に行くのが楽しみだった記憶。

でもだんだん、足し算をするとなんだか野暮ったく、
老けて見えるようになってきました。
シミやシワ、くすみが気になって、色を楽しむどころではありません。

最近では、「綺麗ね」より、「元気そう」「体調よさそう」と言われるのが
最高の褒め言葉だったりして。
健康そうに見えるのは、たぶん50 代の最適解なんだと思います。
だからメイクは、「疲れて見えない顔」を作るところからスタート。

そうやって、重力に身を任せる自分の顔と日々向き合っているうちに気づいたのが、
影を、「錯覚」で飛ばせばいいのでは?
ということ。まるでトリックアートみたいに。

影になった部分を明るく見せれば、影は影に見えにくくなるので、
目の下のクマやほうれい線の深い溝も薄く見えます。

右と左は同じイラスト。クマとシワがないだけで、全然違いますよね….

本来は、窓際の自然光でメイクをするのがいちばん綺麗ですが、
あえて洗面所の蛍光灯の真下の、厳しい光の下にスタンバイ。
強くて硬い光が、容赦なく目の下の窪みやほうれい線に影を落としますが、落胆せずに。
そこに、一段明るいコンシーラーをそっと置いていきます。

よく観察して、溝を埋めるのではなく、「できた影」だけを
明るくするのがポイント。

馴染ませすぎると明るさが失われるので、しっかり残します。

一段明るいコンシーラーを、筆でぬりぬり。

あまり夢のある光ではありませんが、こうやってベースさえ整えておいたら、
あとは窓際の自然光に移動して、ゆったりした気持ちで楽しく色を足していけばいい。

こうやっておくと、強い太陽光の下や夜の照明の下でも、
「なんだか疲れて見える」を防ぎやすくなります。

20〜30代のハリのある肌には戻せないけれど、
光と影を工夫すれば、「元気そう」に見せることはできそう。
自分の顔が元気そうだと、気持ちも前向きになりますよね。

ファンデーションを塗るごとに老けて見えるので、40代半ばから下地クリームのみで陰影をつけております。こちらの下地はもうリピートしすぎて、Amazonの定期便で頼んでいます。
このくらいの量を、顔の中心から外側に向けてぬりぬり。
大人のお顔には、眉毛の次くらいに大事な血色。チークは欠かせません。


少し前になりますが、

『55歳、「今さらムリ?」あきらめていてもキレイになれます オバ見えメイク卒業マニュアル』(インプレス刊)という本の執筆と編集をお手伝いさせていただきました。

著者の船津有史さんは、大人の女性を見る目がとても温かい方。
若造りではなく、欠点をなくして若見えするメイクを教えてくださいました。
「素敵です」という言葉をたくさん使っていらしたのが印象的です。

「若くて綺麗」ではなくて、「元気で素敵」を目指したら、
大人のメイクはもっと楽しくなりますよね。

年齢を消すことはできなくても、
影をやわらげて、「元気そう」を作ることはできます。

50代のメイクは、そんな小さなトリックアートなのかもしれません。

ABOUT ME
namytone
namytone
元消防士(16年)からフリーランスへ転身。 なんかいいな、と思う日々のことを、撮ったり、書いたり、考えたり。namytoneブランドや、執筆活動をとおして、それらをカタチにしていくことをテーマに活動しています。
記事URLをコピーしました